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試練はその人の本質を見極める好機

小沢氏の公設第一秘書逮捕ですが、想定された事でありこのタイミングも含め特に驚くに値しません。
西松建設ルートに関しては、今後「ブーメラン」的に与党側の人間も訴追される可能性もありますし、まったく別の事件で民主党関係者が立場を追われる可能性も十分にあると認識しています。
また、今の段階で「国策捜査」を断ずるのも危険と判断します。私は弁護士 落合洋司さんが述べている

我が国において取調べというものが可視化されていない(その動きは徐々に出てきつつありますが極めて不十分)現状では、捜査機関が描き、マスコミを通じて垂れ流されている情報、構図に対する健全な懐疑心というものは、常に持っておく必要があるように思います。

という意見に賛同しています。むしろ大事なのはこれからではないでしょうか?
もし、何かしらの「陰謀」を前提とした動きであると仮定すれば、小沢氏の政治的死を目的とすることは明白です。
色々言ってみたところで、政権移行により権力を奪われる人達が一番怖いのは民主党というより小沢氏ですから政治的に抹殺するためなら、何でもありでしょう。

また、小沢氏が今の段階において辞任を口にしないのは至極当たり前です。
戦前の浜口首相の例があるように、人種としての政治家は命よりも名を惜しむものであり、今の段階で自らの責務を放棄するのは自らにやましさがあると暗に認めるようなモノです。
それは正に自らを政治的に殺すようなもので、正に下策のそれでしかありません。
今後辞任するような事態に陥った場合は、小沢氏ほどの人物であれば自死他生を図ることは確実で、最近醜態を晒している何ちゃって政治家達のような事態にはならないとも思います。

最後に背景についての考察を抜きに、今の時点で小沢氏が試練に立たされた事はネガティブに捉えていません。
むしろ、小沢氏の根っ子の部分を知る上でいい機会と好意的に捉えています。
特に今の日本が陥った状況が深刻極まりないだけに、次に日本を背負って立つ人にはメディア向けの上っ面ではなく試練すら好機に変える柔軟な強さを求めたい事情もあります。
大きな流れの中において、人は酷く脆弱かつ無力であることは市井の市民であれ政治家であれ同じです。ただ政治家は逆境でこそ信念を元に自ら望む世界を現実に描く実行力で世の中に光をもたらす存在であるとも思います。
今の日本にあって真に求められるのは、今までの利益誘導を生業とした政治屋ではなく、逆境すら自らの好機に変える真の政治家である事は疑いの余地がありません。
事態の背景ももちろん問題でしょうが、小沢氏の本質を見極める上でも注意深く事の成り行きを見守りたいと思います。

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 今朝送信したメールの反応だと思われますが、Google Sitesの方に74件 [続きを読む]

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