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2009年3月

今だから考えさせられる「免田事件」そして「ハノイの微笑み」

かつてTBS系で最も好きだった「報道特集」に携わった田中氏が、ガセネタ溢れる日本というタイトルで、小沢氏秘書逮捕でのマスメディアに対する姿勢に対し苦言をされています。
実際に報道に携わった方ならではの文面にただただ感嘆するのでが、特に印象惹かれたのはこの文面です。

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さすが自民だ、悪徳の度合いは半端じゃないぜ!(笑)

平田財務副大臣が辞意 保有株の大量取引で(毎日新聞)

しかしまぁ「ブーメラン」は民主党の十八番だったはずなんですが、自民がやると格が違いますね。(笑)
世間の不景気にかこつけて、当の関係者が濡れ手の泡の大もうけやらかしてるんですから何だかなと言う感じです。
国民感情とやらに則して率直な意見を書くと、「フザケルナ」の一言に尽きます。
やめてはいませんが、現場の実情も把握せずに派遣村批判をされた方といい人材枯渇に陥ってるのはどっちの党だよ?と突っ込みたくなりますよ、ホント。

国民の実情を鑑み、形式だけの質素倹約を求める気は無いのですが私的とはいえこうした事をやらかす駄目っぷりこそが自民がマトモな国民から背を向かれた要因となった事実を自覚すべきです。
よもやとは思いますが、何とか動画とかの世論調査を世の実態と思ってるなら、地方の怨嗟で滅びてしまえと言いたくなります。
もはやかつての自民じゃない似非自民党ですが、往年の血生臭い権力闘争があるほど活気があった時代を思うと、最近の不祥事についてはレベルの低さと陳腐さが際立っている気がしてなりません。

最後にこうした国民世論と離反した政治家が、国の中枢で実務をしている実態はまさしく異常と言えます。
雇用対策関連については与野党できちんと取り決めを交わした上、さっさと選挙をすべきです。
国民感情すらマトモに理解せず、陰湿かつ姑息な事にしか知恵の回らない政府なんて要りません。
早く「国民の使役者」としての真っ当な議員を選挙で選出し、国家の難局に立ち向かう事が日本にとって大事だと再認識させられる事件だと思う次第です。

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WBCは世界一、失業対策もワースト一位!

失業手当:日本、不受給77% 先進国中最悪の水準--ILO報告

記事を見てもわかる通り、度の過ぎた『自己責任』に基づいた社会なんて皆の幸せに寄与しないと目を覚ますべきでしょう。
どうも最近の不景気にかこつけて、一部の奴隷礼賛主義に陥った方たちが公務員(ノンキャリアのこと)や一般社員の権限を剥奪し、「一億総貧民」の怨嗟と罵り合いに満ちた社会を実現したがってるようですが、いい加減私たちは「和を持って尊ぶ」という古来からの古き良き日本イズムに立ち返らればいけません。

何度も言うようですが、個のレベルで太刀打ちできない事は、個の責任に帰すべきでない事実を社会はきちんと認め対策を行うべきです。
派遣村に関しては、労働者側が最悪の状況を個々で想定すべきとする「自己責任論」でやたらと攻撃されていたのは記憶に新しいところですが、失業対策含め雇用の問題について本来責任を負うのは行政であり経済界でもあります。
個の責任が無いとは言いませんが、もしそれを言うのであれば「これから」に生かしてもらうようにすべきで、何時までも古傷をえぐるかのような自己責任論に基づく批判中傷を繰り返す連中は、人としていかがなものかと思います。

最後に失業・雇用対策これがなぜ大事かを言うと、当事者はもちろんですが、「自分たちがその立場に陥ったとき、恩恵を得られるから」という面を理解して欲しい思います。個でできることは限られてるし、出来もしない備えや対策をやれなかった事を自己責任に帰結することがどんなに不毛極まるか私たちは学ぶべきなのです。
残念ながら「経験」という高い授業料を今回払う羽目に陥りましたが、今からでもやれるべき事はあるのですから、速やかに行うべきです。
古来日本は人と人との和を尊び、そこから生まれ出る絆を持って世界に冠たる国となりました。その良さを蔑ろにし、それを悪だと吹聴する考えこそ日本を貧しくした元凶のように私は思うのです。

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「読む」だけでなく「解く」のが大事

小沢氏報道について顕著ですが、やはり情報の真偽そっちのけである種の印象を強めるための報道が横行しているようです。
情報は人の手を介する際に何らかの意図が混入しがちとはいえ、「ある情報筋」「ある関係筋」といった出所をぼやかしてモノの真実を論ずるのはさすがにいかがなものかと思います。
さすがに小沢氏の秘書逮捕に関しては度が過ぎたために幾分か落ち着いた状況になりましたが、最初から結論ありきの人はともかく、大多数の人たちは情報の出所のあやふや加減そっちのけで『情報に振り回されている』のが実態だと考えます。

インターネットを初めとした、IT情報の発達は確かに豊かな情報を瞬時にして得られる有難さがあります。
しかし、その恩恵にばかり目が行き過ぎて情報を中身を紐解くメディアリテラシーが疎かになっているように感じます。
皮肉ではないのですが、日頃マスメディア不信を語る人に限って、こうしたニュースには何の疑問も無く食いついて皆まで語っているように思います。

こうした事態を見るに、物事の実態なんて受け手の解釈次第なのだから、まずは話題のみを優先するだけで検証は二の次といったマスメディアのいい加減さと、日ごろは口うるさくマスメディア批判をする人が意外にこうした扇動に対し無批判だという実態を感じます。
人間は言葉によって生きる存在である事は聖書の頃より変わらないため、知識欲を満たす上で情報を得ようとする事は当たり前にせよ、受け入れる情報がどういった内容かぐらいは精査する思慮はあるべきでしょう。
与えられたものをただ有難く受け入れるようでは、飼料を与えられてる家畜同然といえます。

情報が氾濫している今日だからこそ、ただ受け入れるだけでなく情報の根源にあるモノについて厳しく思慮深く精査すべきなのです。
小沢氏の秘書逮捕はその一典型といえますが、もっと思慮深く冷静に情報を判断する事が求めらるべきと私は思います。

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試練はその人の本質を見極める好機

小沢氏の公設第一秘書逮捕ですが、想定された事でありこのタイミングも含め特に驚くに値しません。
西松建設ルートに関しては、今後「ブーメラン」的に与党側の人間も訴追される可能性もありますし、まったく別の事件で民主党関係者が立場を追われる可能性も十分にあると認識しています。
また、今の段階で「国策捜査」を断ずるのも危険と判断します。私は弁護士 落合洋司さんが述べている

我が国において取調べというものが可視化されていない(その動きは徐々に出てきつつありますが極めて不十分)現状では、捜査機関が描き、マスコミを通じて垂れ流されている情報、構図に対する健全な懐疑心というものは、常に持っておく必要があるように思います。

という意見に賛同しています。むしろ大事なのはこれからではないでしょうか?
もし、何かしらの「陰謀」を前提とした動きであると仮定すれば、小沢氏の政治的死を目的とすることは明白です。
色々言ってみたところで、政権移行により権力を奪われる人達が一番怖いのは民主党というより小沢氏ですから政治的に抹殺するためなら、何でもありでしょう。

また、小沢氏が今の段階において辞任を口にしないのは至極当たり前です。
戦前の浜口首相の例があるように、人種としての政治家は命よりも名を惜しむものであり、今の段階で自らの責務を放棄するのは自らにやましさがあると暗に認めるようなモノです。
それは正に自らを政治的に殺すようなもので、正に下策のそれでしかありません。
今後辞任するような事態に陥った場合は、小沢氏ほどの人物であれば自死他生を図ることは確実で、最近醜態を晒している何ちゃって政治家達のような事態にはならないとも思います。

最後に背景についての考察を抜きに、今の時点で小沢氏が試練に立たされた事はネガティブに捉えていません。
むしろ、小沢氏の根っ子の部分を知る上でいい機会と好意的に捉えています。
特に今の日本が陥った状況が深刻極まりないだけに、次に日本を背負って立つ人にはメディア向けの上っ面ではなく試練すら好機に変える柔軟な強さを求めたい事情もあります。
大きな流れの中において、人は酷く脆弱かつ無力であることは市井の市民であれ政治家であれ同じです。ただ政治家は逆境でこそ信念を元に自ら望む世界を現実に描く実行力で世の中に光をもたらす存在であるとも思います。
今の日本にあって真に求められるのは、今までの利益誘導を生業とした政治屋ではなく、逆境すら自らの好機に変える真の政治家である事は疑いの余地がありません。
事態の背景ももちろん問題でしょうが、小沢氏の本質を見極める上でも注意深く事の成り行きを見守りたいと思います。

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