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おかわりに 「さもしい」奴と 教師は言い

「家でご飯食べられず給食おかわりするの」水戸の小学教諭が不適切発言(産経ニュース)

ふと学生の頃に、欠席分で余った牛乳とかパンを持ち帰っていたのを思い出しました。
私の場合は別に家が困窮してたわけではなく、無駄に廃棄するよりはお腹に入れたほうが有意義だろうという安直な発想でしたが。(苦笑)
当時、私と同じような真似してたのが数名いたはずですが、上記のような事は一切言われませんでした。
小言を言う人もいたのは確かですが、戦中世代な先生の中には「残すぐらいなら食べて」と黙認してる人もいたぐらいです。

ニュースの中を見て気がかりなのは、この教師が不適切とされた発言をした経緯です。
恐らくこの子は母親や家庭の境遇を肌身で感じているからこそ、貴重な食事の機会である「給食」でお腹を満たそうとしたのは容易に理解できます。
実際の状況がどうだったかは窺い知れませんが、すべての児童に給食が行き渡り、欠席や配膳の事情で余った給食は「誰のものでもない」はずです。
こうして残った給食を「おかわり」する自由はあるはずです。むしろ何故それを妨げる理由があるのか?と逆に疑問をおぼえます。

その疑問を紐解く鍵として、親御さんの経済事情で「給食費未納」の状態だったケースが考えられます。
仮にそうなら事情を知る教師が「(親が給食費納めてないほど困窮で)家でご飯食べられず給食おかわりするの」と子供に嫌味を言ったケースは有り得ます。
もっとも、それが事実だとしても子供には非の無い話です。問題の教師がその事でネガティブな心情を抱いていたとしても、子供相手に言って許される道理は無いでしょう。

結果として教師側に非があるのは認められたようですが、私的には皆の前で罵倒まがいの真似をされた子供が気がかりです。
子供社会はこうした問題について大人以上に厳しく、例え教師が抑えようとしても「こいつ、俺らと違うんだ」という差別の荒波を受けるのは避けられないでしょう。
今回は明らかに教師側が「どうかしてる」人間だったのは間違いありませんが、結果として皆の周りで露骨な中傷を受けた子の辛さや悲しみを考えると、何とも後味の悪い結果だけが残ったように思います。

>2/7追記:
スポーツ報知にもっと詳しい話がありましたが、家庭事情を知ってて言ってたんですね。
問題の子については問題行動が目立つ「問題児」だったようですが、それを割り引いたとしても、教えを授ける仕事に携わる人の物言いではないでしょう。
記事にもありますが、子供とはいえ相手は血の通った人間ですし適切な言い方をすべきだったと思います。
いたずらに子供を擁護し過ぎても良くないのでしょうが、何だか気が重くなる話ではあります。

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