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出来すぎた話の背景にあるもの

栃木・真岡市長:山岡議員に405万円 秘書派遣で報酬(毎日新聞)

この記事を見ただけで感想を言ってしまうと、「民主党、お前もか」と思う人が大多数でしょう。
ところが、この記事の端々に書かれている話を調べていくと興味深い出来事がわかってきます。
例えば山岡氏の弁明にある 「見返りは受け取ったことはなく当選後に寝返った市長サイドの虚言」 については、記事の中にそれを推察できる以下の内容が記されています。
福田市長は01年4月の市長選で民主、自由両党(当時)の推薦で初当選。05年4月には自民、公明両党の推薦で再選した。

この話の主人公である福田市長は、当初は民主・自由(当時)の推薦を取り付け市長の座を得ています。
自民を後ろ支えにした対立候補との選挙戦は相当熾烈だったようで、ここを見ると高い選挙率や僅差勝負だった結果がそれを物語っています。
ところが、2期目からは自民、公明と後ろ盾となる政党がそっくり入れ替わっています。 山岡氏の言う寝返ったという指摘はこの事だというのがわかります。
ちなみに福田市長は任期満了に伴う今年4月投票の市長選への不出馬を既に表明しています。
下野新聞のサイトを見ると民主推薦の新人候補と、現市長と自民党の推薦を取り付けた現副市長の争いが予想されており、衆議院の解散次第では、代理戦争も含めた自民vs民主の白熱した戦いが予想されます。

これだけ背景を書いてみると、あまりに話が出来すぎているいう事実を認めざるを得ません。 それは事の真偽を抜きにしてですが、話の内容があまりに民主党と国会担当である山岡氏に不利”過ぎる”という点です。
話を暴露した福田市長は既に市長選不出馬表明しており、政治的ダメージは皆無と言えます。
その一方で名指しされた山岡氏については、話の実態がどうであれ疑惑という不利益を抱えつづけなければいけない、既にマルチ商法がらみの疑惑報道もいるようですので、今後ますます不利になる事が予想されます。
さらに今後の衆議院選挙や真岡市長選にとっても、この報道は民主党にとって不利となる事が予想されます、山岡氏次第では大打撃となる可能性さえあり得ます。

年末から年明けにかけて、民主党に関してはきな臭い話が相次いで続いています。
最近では小沢民主党代表に関して、西松建設がらみの疑惑があった事は記憶に新しいところです。
もちろん事件性の高い事例については刑事事件などに発展するのでしょうが、衆議院選挙を今年に控えいずれにせよこの手の話は世間の関心が高くなっています。
こうした状況の中、植草一秀氏がこうした疑惑報道について政治謀略の可能性を指摘しております。
たまたまかもしれませんが、自民党も渡辺喜美氏が離党し新たな集団を結成する動きもあり、報道は至って好意的な向きもあります。私が見た報道の中には日本新党から総理大臣に上り詰めた細川氏の再来ともいう声もあるようです。
少なくとも今年の衆議院選については、今後の日本の行く先に大きく関係する人々が選ばれる事が予想されます。
こうした報道も投票を判断する材料となるでしょうが、少なくとも情報の背景も理解する慎重さも大事だと考えます。

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