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今に優しく未来に厳しいだけでいいのか?

九州電力、鹿児島県に川内原発の増設申し入れ(朝日新聞)

去年より噂となっていた九州電力の原発3号機設置ですが、鹿児島県川内市にある川内原子力への増設が明らかになりました。
今後は二酸化炭素排出の削減などを根拠に地元への協力要請が始まる模様です。

確かに原子力発電所のCO2排出削減への貢献について疑いの余地はありません、ただし使用済み核燃料を再処理するまでに一時的に保管する「中間貯蔵施設」や放射性廃棄物を処分する「最終処分場」の建設のめどが立っていない点など、先の準備がされない中で運用されてる問題が残ったままになっています。
今後上記施設が完成されたにせよ、放射性廃棄物の管理については未来へのツケとして残る事になるでしょう。

その一方で、エコエネルギーとして風力、太陽光、さらには燃料電池やバイオマス燃料などが着目されつつあります。今年アメリカのオバマ政権発足に伴い、これらエコエネルギーについては本格的な技術競争が開始される事が予想されます。
かねてより地球環境への負担が少ない利点は注目されつつも、日本では大規模レベルでの運用や普及がこれからである点や、コスト的な問題が課題となっていました。
それでも問題を積極的に改善し、産業として育成する挑戦を重ねる事で、新たな雇用の創出や技術革新を促す可能性を今こそ重視すべきではないかと考えます。
もし世界的な成功を収めた暁には、それを子孫に資産として残せるのです。
もっとも、ここで紹介されているように運用で初めて露呈する問題もあるため、大胆な挑戦の中にも慎重さも求められる事は言うまでもありません。

生活必須ともいえる電力の安定供給は、日々の生活を営む上での至上命題です。
原発が絶対駄目だとは言いません、ただ未来を受け継ぐ人達へ残す負担や課題を考えた時、今を生きる私達はそれ以外の何かも準備する義務と、先を見据えた思慮深さを求められているのではないでしょうか。

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